医療ライターとして大切なのは、クオリティよりも〆切だと思う件

こんにちは、医療ライターの横井(@yokoik2)です。

 

私が医療ライターとして仕事をする中で、一番大切にしていること。

それは、当然のことながら「〆切を死守すること」です。

誤解を恐れずにいえば、「〆切り」は記事の「クオリティ」よりも、

はるかに優先順位が高いとさえ思っています。

 

ライター仲間と話していると、

「原稿を手直ししているうちに、あっちもこっちも直したくなってしまって、

結局ギリギリになってしまう」

という話をよく聞きます。

 

少しでも記事のクオリティを高めたい! そんな気持ちは私もよくわかりますし、

プロとして当然のことだと思います。

ですが私自身はあえて、自分の中で7割程度完成したら、どんどん入稿してしまいます。

 

理由は簡単で、その方が編集者やデザイナーなど、

たくさんの人の負担を減らすことができるから。

 

 

 

 

 

誌面を作る工程では、ライターが原稿を入稿した後に、編集者によるチェックや

校正、デザイナーさんによるデザイン、その後の印刷など、多くの作業があります。

最初の段階であるライターの入稿に余裕があれば、その後の作業も余裕をもってできるでしょう。

反対に、入稿がギリギリだとその後の工程、すべてがずれ込んでしまうリスクがあります。

 

プロのライターであれば、誰もが最低限、商業レベルはクリアした文章を書いているはずです。

そうであれば、それ以上のものをどう作っていくかは、ある程度、編集者や媒体の好みに左右されます。

そこは、ライターが1人でPCにむかってウンウン考えるよりも、

まずは見てもらって、修正のオーダーをいただいた方が、はるかに効率的ではないでしょうか。

 

 

 

事実、クライアントからは、

「このスピード感で記事をアップしてくれて、本当に助かる」

「予定よりも早く入稿してくれて、ありがとう」

など、スピードを重視した声をいただくことが多々あります。

 

はるか20年近く前、新聞社に入社した頃は、

「親の葬式より、〆切が大事」と教育されました。

働き方改革が求められる昨今、さすがに「〆切」>「葬式」はどうかと思いますが、

やはり自分以外に誌面・サイト作りに関わるたくさんの人たちのことを考えると、

「葬式」>「〆切」>「その他」くらいには〆切を死守してこれからも頑張っていきたいと思っています!

 

読んでいただき、ありがとうございました。